久留里城
歴史を見守ってきた久留里の城
【観光名所・建造物】
久留里[久留里地区]
 

 久留里の町の南方約2kmの山の頂に、その姿を置く久留里城趾。その姿は復元ながら、今でもこの久留里の歴史をじっと見守り続けているという威厳さえ感じられます。

 周囲にはこの上総の自然が満ちあふれ、またその地形はこの城を「不落の城」に導いたと言われるほど、外敵の侵略が難しい地形に恵まれていました。つまりこの久留里の城はその土地に住む人間だけでなく、その自然にも支えられていたのです。

 

←久留里城正面
復元ながらその雄姿は健在、
現在でも久留里の町の歴史を見守り続けている
 

 現在の城は昭和53年に復元されて製作されたもので、内部はそれらの資料と天守閣に昇ることができるように階段が設置されているのみです。本来城が建っていた場所は今の復元されている場所の隣にあるちょっと小高く土盛りされたところでした。(土盛りの面積から、復元された城の大きさとほぼ同じと考えられます。)

 また毎年秋頃に「久留里城祭り」が行われ、それでは久留里藩黒田氏一行の参勤交代をシミュレーションした大名行列や、久留里城趾資料館周辺、森林体験センター周辺、また駅前周辺でイベントが行われます。

久留里城と城跡の土盛り→
現在の久留里城は昭和53年に復元建造されたもの。
もともとはその左手にある土盛りされてるところに建造されていた。
 
 久留里城へは久留里城趾資料館から遊歩道であがることができます。(なお車いすではあがることができません。)この遊歩道でその久留里の自然を満喫することができるでしょう。秋ともなればその紅葉は人々を和ませてくれることとおもいます。季節季節の移り変わりをその自然の姿で感じてみてください。
←久留里城趾資料館から久留里城への遊歩道
まるで森林のトンネルのような所をくぐり抜けていく。
その周りの自然を見ながらゆっくりと歩いてみてください。
 
久留里の散歩マップに戻る